第七話 歌藤旅館 歌藤順子さん

吉野なひと 50人

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第七話 歌藤旅館 歌藤順子さん
~親しみやすくて近寄りがたい人代表~

今回ご紹介するのは、吉野山 歌藤旅館の女将 歌藤順子さんです。
女将という言葉には独特の響きがあり、「温泉若おかみの殺人推理」などテレビドラマにも使われる憧れの職業でもあります。

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「女将」という言葉には、頼れる、美しい、しっかりしてる、包容力がある、優しい、働き者という言葉を連想してしまうのですが、この順子女将も例にもれず、たおやかで、凛とした「親しみやすくて近寄りがたい」オーラを発しています。

普段の歌藤さんが小柄な身体から発する雰囲気は、とても親しみやすいのですが、女将モードになると少し近寄りがたくなります。

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この「親しみやすくて、近寄りがたい」オーラは、私生活と職場がほぼ近接している旅館という職業には、とても大切なものなのでしょう。

旅という非日常の時間をお客様に提供するためには、私生活を見せないようにする必要がありますが、その私生活は、旅館の場合目と鼻の先にあります。
ものすごく近くにある、非日常と日常をどのように分けて、どのようにお客さんを満足させるか。
これには、並々ならない努力と才能が必要なのだと思います。

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女将になる条件の一つに「つらくても実家に帰らない」というのがあるそうです。実家に帰ることが即職場放棄になるからでしょう。

また旅館の女将さんは鬱の方が多いとも言われているそうです。順子女将の苦労話は驚くことばかりですが、その話ぶりには暗さがなく、苦労を養分に自分を育ててきた自信のようなものを感じました。

順子女将の話を伺うと、その積んで来られた経験には驚くことばかりで、なるほどこの方なら「女将さん」にぴったりだとすっかり納得してしまいました。

歌藤旅館に泊まる機会があったなら、順子女将の話をぜひ聞いてみてください。
さまざまな苦労を乗り越えてこられた女将の話に、きっと励まされ、元気をもらえると思います。

なお、歌藤というお名前は、南北朝時代、吉野をおとずれた後醍醐天皇に藤を詠んだ歌を送り、その歌が非常に上手であったので天皇直々に、歌の藤の歌藤と名付け、さずかったそうです。

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ここから歌藤順子さんからのメッセージです。

宿を通したくさんの方々と出会い学びました。
旅をする方々は様々で小ささお子様からお年寄りの方までいろんなことを胸にひめながら旅をされています。

人一人笑顔の表情には深いものを感じながらおもてなしをさせていただける事に感謝できる宿業です。

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私自身いろんな苦難ともぶつかりながら、やっぱり大空を見上げる事を忘れない一本の木のように過ごしてきたように思います。

曲がりそうになったり倒れてしまいそうな時にはいつもたくさんの方々に支えられいつか立派な大木目指し感動し喜んでいただけるように今後も自分なりの木をしっかり育てます。

以上

歌藤順子

連絡先

歌藤旅館 http://www.kato-yoshino.jp/

 

 

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