終了しました>> 当日の様子をfacrbookにアップしました
開催日時 | 6月21日(土曜日) |
集合場所 | 近鉄大和上市駅 |
集合時間 | 午前10時10分 |
募集定員 | 10名様(定員に達しました) |
参加費用 | 2,000円(昼食代・バス代・ガイド代を含みます) |
大和上市駅 (10:25発) ⇒ 三茶屋 … 香束 … 山口神社(昼食) ⇒ 立野中道 … 河原屋 … 立野 … 上市の伊勢街道 … 大和上市駅(15:30頃着) |
⇒スマイルバス乗車区間 …徒歩区間 ※全ての行程をボランティアガイドが同行します |
三茶屋バス停から歩いてすぐの所に、この道標があります。「右よしの こうや」と書かれています。今回のコースはこの道標を巡る旅でもあります。この三茶屋は、上茶屋・中茶屋・中やの三軒の茶屋があったことからという説と、紀州の殿様が参勤交代で通りがかかった時、三つの茶釜を下賜したという説があります。紀州の殿様が通られた時代、この三茶屋で昼食したといいます。
山口から少し坂を登った左側にこの石碑があります。「右 いせ 左 よしの かうや」と刻まれています。
ここには暴れん坊将軍でお馴染みの徳川吉宗が寄進したという石灯籠が2基あります。ここの看板には「代々の紀州藩主は江戸時代の参勤交代の途中、必ずこの大宮に参拝、長途の安全を祈った。この二基の灯篭は、年来の御加護に報いるため寄進したもので、他の神社にあまり例を見ず、この大宮のあらたかな霊験がしのばれる。」と書かれています。
山口神社からは上市までの距離は長いので、ショートカットする為ここから立野中道までスマイルバスに乗ります。そこから東に少し歩くと、大名持神社につきます。この石碑は神社西側にあります。「右 かわかみ 左 いせ」でしょうか。
立野から再び歩き始めます。立野を抜けて北岡本店角を右に曲がり、暫く登った角にあるのが正しく角屋です。江戸時代は旅籠をしていました。伊勢を目指す人もありましたが、大峯吉野山は、ここから下った桜の渡しで対岸に渡り、それから山へと登ります。
役場の北側の筋にある伊勢街道の町並みです。この場所は町屋の風景がまだ残っているエリアです。谷崎潤一郎は昭和初期の様子を「吉野葛」でこのように紹介しています。「・・・軒並みの格子や建具の煤ぼけたのを、貧しいながら身だしなみのよい美女のように、清楚で品良く見せている。」
役場の前をほんの少し西に行くとあります。いまだに入口のガラスには高木薬局の文字が見てとれます。20年ほど前までは営業されていました。入ると正面に「調剤室」があり、そこには薬瓶がたくさん置かれていて、何か昭和初期にタイムスリップした感があります。
ここには昔料理旅館「三奇楼」の建物、平宗本店の建物が並び、奥には日本の山林王:北村又左衛門氏邸宅が並びます。10年ほど前まで、この通りが、吉野材を使った灯りのコンテスト「吉野 山灯り」の会場として使われていた場所でした。この通りを抜けてゴールの上市駅を目指します。