吉野宮・吉野離宮を歩くー7月15日(土)

※お陰様で、このツアーは定員になりました。
宮滝には斉明天皇時代、持統天皇時代の吉野宮。そして聖武天皇時代の吉野離宮の遺構がありました。
以前は吉野宮や吉野離宮は宮滝だけでなく、川上村・東吉野村・大淀町・下市町にもその比定地はありました。
まずは大滝に伝わる吉野宮比定地をご案内します。その後宮滝の斉明朝・持統朝の吉野宮、そして昨年発掘調査したばかりの聖武天皇の吉野離宮跡の遺構をご案内します。
スマイルバスで行くディープな吉野では、初めての本格的な考古学視点のコースとなります。

■募集詳細

集合日時 7月15日(土)9時20分

集合場所 近鉄大和上市駅

参加費  2000円

募集人員 20名限定です

■お勧めポイント

  • 吉野町教育委員会の考古学担当:中東学芸員がガイドを務めます。
  • 川上村大滝に残る比定地にもご案内します。
  • 吉野歴史資料館で古代の宮滝を本格的にレクチャーします。
  • 最後に昨年度発掘した現場にご案内します。

■行  程

上市駅9:25 ⇒ 10:10大 滝11:37 ⇒ 11:45宮 滝 ・・・ 12:00吉野歴史資料館(昼食・吉野宮と吉野離宮の学習)13:20 ・・・ 13:30吉野宮跡現地見学14:00 ・・・ 14:10吉野離宮現地見学15:00 ・・・ 宮 滝15:12 ⇒ 15:30大和上市駅

大 滝

吉野宮の名が初めて日本書紀に出て来るのが応神天皇の時です。
辻井英夫氏の「吉野・川上の古代史」によると、「記紀では、雄略二年(457)にも吉野宮に関する記述が出て来る。・・・この時の日本書紀の記録は、吉野宮とのみあり、そこで国栖人が応神天皇を歓待、接待する模様を記している。ところが、この行幸の際の故事が、今に至る大滝に残されているのである。」と記載されている。

吉野宮

吉野歴史資料館で、中東学芸員から宮滝にある斉明朝時代、持統朝時代、そして聖武朝の宮滝遺跡を詳しくレクチャーして戴きます。
その後吉野宮があったであろう梅谷醤油駐車場で現地説明をしていただきます。
吉野宮は青根が峰を望む場所に、人工池・導水施設を施した宮の場所をご案内します。

吉野離宮

最後にご案内するのは、昨年中東学芸員がリーダーとなり行った「宮滝離宮発掘調査」場所にご案内しまます。
この遺構は吉野宮遺構から約60メートル西に移動します。
今までは青根が峰を望んでいたものが、吉野川を隔ててすぐにある象山を正面に望む場所に位置します。スケールも更に大きくなっています。
ここでは石敷きや石溝、その間に建つ掘立柱の跡をご案内します。