廃仏毀釈の吉野山

スマイルバスで行く吉野 吉野山を歩く

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昨日は41回目のスアイルバスで行くディープな吉野。今年は明治維新150年の年で、明治新政府による廃仏毀釈や修験道廃止令により、吉野山の修験の寺院は徹底的に痛みつけられ、幕末には多くあった寺社も、その大半が廃寺においこまれたそうです。最初は元国民宿舎にあったのは南之坊。この石組は当時宿坊で多くの人を泊めていたようでした。更に大日寺の先にあった元桜本坊。幕末までの桜本坊はここにあり、城壁を思わす石組は吉野山一の規模と秀麗さを誇っていました。現在ここには角川春樹が作った「井光山荘」があり、角川さんがここに初めて来た際、ここにあった「夢見の桜」にハグしたという逸話が残っています。午後からは吉水神社へ。ここは元々は吉野山の塔頭のなかでもリーダー的存在の吉水院。ここでは神社に変わってその存続が保たれました。さらに実城寺跡を経由して、金峯山寺蔵王堂へ。

ここの蔵王権現三体も時の政府から権現は祀ってはならぬから、外に出して壊せ、という命令が来たといいます。このように吉野山の廃仏毀釈は熾烈を極めました。今回のガイドは修験本宗芳山一佛堂住職の田中岳良師で、お昼の食事以外にはずっと熱のこもった説明でした。

今まででもディープな吉野を案内してまいりましたが、その中でも最上級なディープな吉野をご紹介出来たと感じました。

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