能の舞台③ 勝手神社 

吉野山を歩く

吉野天人

3番目にご案内するのが、吉野山の勝手神社です。ここは「二人静」「国栖」にも関わりがある場所です。又国栖翁は前シテで後シテは蔵王権現となります。つまり前段で出て来て来て、大海人皇子を助けた国栖翁は、実は蔵王権現の化身だったという意味にもとれます。又憤怒の蔵王権現の前に登場するのが天女です。そして勝手神社裏山は袖振り山で、天女伝説のある場所でこの舞いが、宮中の五節の舞となります。同じように天女が舞う物語は「吉野天人」。この「吉野天人」の元となったのが元雅の作と言われ、最近復活した「吉野琴」です。いずれも勝手神社裏の「袖振山」が舞台となります。更に「吉野静」という演目があります。これは静と佐藤忠信が二人で図って、敵方を欺くストーリーです。いずれにしろ、この勝手神社には様々な番組の舞台となる場所です。

« »