吉野の万葉歌 巻7-1120

吉野万葉の歌碑を歩く

青根が峰

吉野の万葉歌23 巻7-1120 吉野の万葉歌のほとんどが宮滝周辺を詠っていますが、これは吉野山の青根が峰を詠っています。吉野山は桜で有名ですが、万葉集には桜の吉野山が一つも出てきません。吉野山の桜の歌が最初に出てくるのは「古今和歌集」で、三首の歌が出てきます。奈良時代には余り桜は多くなく、吉野といえばもっぱら宮滝周辺の事でした。

 

「み芳野の青根が峯の蘿蓆 誰か織りけむ 経緯なしに」

 

・・・み吉野の青根が峰に一面に敷いたような苔むしろは、誰が織ったものだろうか。縦糸も横糸もなしに・・・

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