吉野の能の故地を歩く⑦  「嵐山」

吉野の文楽・能の故地を歩く 吉野山を歩く

嵐山

嵐山は京都を代表する観光スポットとして有名です。しかしこの嵐山は元々吉野山にあって、それを京都に移した事がわかる能が「嵐山」」です。ストーリーは、来は吉野山の桜を見たいのですが、都から遠いので簡単に花見にも行けません。そこで吉野の千本桜を、都近くの嵐山に移植する事しました。嵯峨帝は臣下に、嵐山へ桜の咲き具合を見に行かせます。一行が嵐山に着くと、老夫婦が現れ木の下を清めています。臣下で理由を聞くと、嵐山の桜は吉野から移されたものだから神木であり、自分こそが神の化身であると明かし、消え失せます。やがて桜を美しく咲かせる木守・勝手の両神が現れ、再開を約束して、雲に乗って吉野の方向に飛び去ります。そして最後に蔵王権現が現れ、民衆の苦しみを取り除き、国を守ると誓い、天皇の御代を祝福するという物語です。

嵐山には本当に蔵王権現が祀られています。更に吉野の嵐山の対岸の山を「ほうづきお」と言いますが、これも京都に渡って「保津峡」となりました。本当に京都と吉野は密接な関係があります。スマイルバス停は吉野山駐車場です。

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