吉野にある能の故地を歩く③  「忠信」

吉野の文楽・能の故地を歩く 吉野山を歩く

忠信

吉野山は謡でも多くの舞台となっています。文楽や歌舞伎でお馴染み「義経千本桜」の忠信が主人公となった能がまさしく「忠信」です。ストーリーは、

義経は吉野の力を頼りに、吉野山に潜んでいました。しかし、家来から吉野衆徒が心変わりしたという報告を受けると、佐藤忠信一人に追手を矢で防御するように命じ、他の家来を連れて山を落ち伸びていきます。

覚悟を決めた忠信が高櫓に登り、「この矢を受けてみよ」と叫びながら矢を放ち、真っ先に進み出た若武者を一騎射落とします。これを見た敵方は大混乱づたいに身を隠しながら逃げて行きます。

尚も迫りくる追手を切り散らしながら、峰を分けて都へと落ちのびました。スマイルバス停は上千本口で、太鼓判さんの坂を25分登ります。

その昔、佐藤忠信とその兄である継信の墓を訪れたことがあります。佐藤兄弟の菩提寺は、福島県の飯坂温泉にある医王寺にありました。そしてお寺に千本桜関係のものはあるか探しましたが、残念ながら勧進帳のポスターしかなかった事を思い出しました。

« »