阪本仙次顕彰会⑥ 白雲荘・吉野山保勝会

吉野山を歩く

阪本仙次の吉野山にある別荘を「白雲荘」といいます。竹林院の手前の右側(西)に下り、右の善福寺を過ぎて突き当りに柿葺の門があります。ここが「白雲荘」です。この建物は吉野の建築家:岩崎平太郎によって設計され昭和2年に完成しました。主屋の南側には茶室「蕉翠庵」があります。これは武者小路千家の茶人の三代木津宗泉による設計のものです。吉野山にある風光明媚な建物はまさしく吉野の迎賓館でした。阪本仙次は「吉野山保勝会」の初代会長を務め、吉野山の桜の保全活動にも尽力されました。この建物は阪本家が断絶した後、近鉄が管理していましたが、十数年前再び「吉野山保勝会」に移管されました。今では心斎橋の人気懐石料理店「もめん」さんの極上懐石料理や、武者小路千家のお茶の教室などでも活用されています。阪本仙次の功績は、吉野山でも確かな足跡を残しています。

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