吉野の地名⑧ 滝畑

吉野北部 龍門・中龍門方面

国中から吉野に入るルートの一つである龍在峠から南に下ると、滝畑に至ります。地名の由来は、水の流れのたぎる端を意味すると言われます。今では1軒だけが住む集落ですが、明治初期までは大峯登山の人々や、吉野山を訪ねる遊覧客の中休みをする小宿場として賑わったといいます。今在所を流れている川は僅かな水量ですが、宣長の「菅笠日記」によると、・・瀧畑という里があり、その名の通り瀧のように川が流れ落ちるほとりにあった村であった・・と記載されています。この集落がクローズアップされたのは3年前、河瀨直美監督映画「Vision」の中で、主役で山守役の永瀬正敏が住んだ家のセットが、ここ滝畑にある民家を改造した家でした。実際に撮影される前からこの場所に下中さんの猟犬:コウと一緒に役になり切ろうと、ここで約一か月住み続けられたそうです。ここへは「スマイルバスで行くディープな吉野の旅」でもご案内しました。

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