吉野鉄道と岩崎の建築③ 吉野神宮

吉野中央部 上市周辺

次にご案内するのは吉野神宮駅です。この駅舎も岩崎の設計で大和棟が特徴です。実は前に藤田の売店があり4.5年前に取り壊されたのですが、この建物も岩崎の建築でした。この跡地に現在の建築家:長谷川豪さんの建築を建てようとしたのが、ハウスビジョン2016「吉野杉の家」の最初のプランでした。長谷川さんの設計も大和棟を生かした建築で、昭和初期の建吉野の建築家:岩崎平太郎に敬意を表してくれました。ここでは隠れキャラのように桜の意匠した釘隠しがあります。更にこの付近一帯が昭和初期の木材団地:吉野貯木場の引き込み線の駅で、ここから各製材所から積まれた材木を、国鉄吉野口経由で東京などにダイレクトで輸送できました。それも吉野鉄道のゲージが1,067mmと国鉄と同じ狭軌だったからです。吉野神宮駅は全国へと繋がっていました。写真は昭和14年の駅から引込線を敷設している写真と、0番線跡で子供たちが遊んでいる風景(作:岡本道康氏)

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