吉野の万葉歌 巻3-335 大伴旅人

吉野万葉の歌碑を歩く

吉野の万葉歌12 巻3-335も大伴旅人の歌です。大伴旅人は山上億良と親友で、彼の息子は万葉集の編纂にも携わった大伴家持です。家持は赴任した高岡(越中)ではいまだにその影響は生き続けていて、今も延々と詠われる「万葉朗唱の会」や、もう終わってしまいましたが、市民千人が家持ら歴史上人物を演じるオペラ「越中万葉夢幻譚」は万葉の町ならではのものでした。家持の父である旅人が九州大宰府で吉野を懐かしみながら詠んだ歌です。

 

「わが行きは久にあらじ夢のわだ 瀬にはならずて淵にあらぬかも」

 

・・・私の大宰府の任期もそう長くないことだろうから、吉野川の夢のわだよ、浅瀬にならずに淵のままであってほしいものだ。・・・

 

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