吉野の産業 製材①

吉野中央部 上市周辺

吉野町には沢山の製材所がありますが、最盛期には100を越える工場が操業していました。製材業が増えたきっかけは、昭和14年に吉野町の中洲を中心として、3つの水中貯木場を造ったと同時に、工場を誘致する木材団地も作った事です。原木そのものを売買するのではなく、建築用材等に加工し、付加価値を付けて出荷しようとする試みでした。ここの特徴として、製材所も杉・桧の種類別だけでなく、造作だけとか柱だけとか専門工場に徹することで、設備投資を少なくするなどイニシャルコストを下げ、創業しやすくして多くの製材所の創業を促しました。しかも原木の配列も、同じように樹種や大きさ別になされ、資本があまりなくても、購入することが出来ました。これも吉野のほとんどが民有林だから出来た事でした。このように先人たちのプロジェクトX的頑張りで、吉野町が木材加工のメッカとなり、吉野は木材の先進地となりました。

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