吉野の地名⑥ 六田

吉野中央部 上市周辺

吉野町六田の地名の由来です。古くはむつだと呼ばれ、万葉集巻七に

音に聞き目にはいまだ見えぬ吉野川 六田の淀を今日見つるかも

巻九に

 かわず鳴く六田の川の川楊の ねもころ見れど飽かぬ川かも

と詠まれるなど、古くから風光明媚な場所として知られています。後世吉野の三渡しの1つ「柳の渡し」となり、柳の名所として定着します。

吉野町史によると、・・・ムタ、ヌタ、ノタ、ニタ、ウタは湿地を意味する語で、ムタは九州地方では普通名詞として用いている。十津川の沼(ヌタ)田原も湿地帯で、猪が湿地の泥を全身に塗り、痒みを防いだ痕跡がよく認められ、ヌタを注意すれば猪の生息地が判明するといわれた・・・。と説明されています。

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