吉野の地名⑱ 窪垣内(くぼがいと)

吉野中西部 中荘・国栖方面

窪垣内

入野からトンネルを越えた場所が窪垣内です。ここでは吉野川が大きく湾曲して、地形は窪丈となっているのが地名の由来です。ここには、大海人皇子にちなんだ林泉寺・御霊神社・犬塚など代表的な伝承が多くある在所で、吉野川と高見川の合流地点にもあたるババ河原もあります。元国栖小学校跡には犬塚がありますが、元々ここには犬塚古墳があったそうですが、小学校建設時に破壊された(奈良県地名辞典より)そうです。この地域では、犬を飼うと不幸になるという不文律は今も残っており、1300年前の古代と現在が今もつながる稀有な地域です。ここでは壬申の乱において協力した国栖の民に対して、天武天皇からの感謝の意として、当時の最先端な手漉き和紙の技術は、今もこの地で受け継がれています。新たなコミュニティ食堂である「くにす食堂」もここにあります。

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