吉野の地名⑰ 入野(しおの)

吉野中西部 中荘・国栖方面

入野3

吉野の地名シリーズは国栖地区に入ります。三茶屋から南下し色生を通過し、津風呂湖の東端に位置するのが入野です。入野と書いてシオノと読みます。小平地、入り野となった地形です。吉野町史によると、「妙義抄」には入の文字をシホと読んでおり、天川村の塩野・塩谷も入野・入谷の意味で、典型的な形状地名です。町外の方にはなかなか「しおの」とは読めないかもしれません。津風呂湖畔には穏やかな風景があり、桃源郷の感があります。国栖へ行くには、この矢印を進むと入野トンネルにあっという間に着き、トンネルを越えるとそこは国栖の里です。大海人が吉野から最初に越えた峠は諸説あり、矢治峠以外にこのトンネルの上にあった入野峠もその候補地の一つとされています。それは大海人と国栖の人々の深い関わりがあったからだとされます。

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