白洲正子のかくれ里

吉野山を歩く

白洲正子4

11月の見聞悠学の旅は「白洲正子の吉野のかくれ里」を取上げました。白洲正子20世紀を代表する女性文化人で、能・古典文学・工芸絵画・骨董などに造詣が深い人です。彼女が「かくれ里」シリーズでこの吉野を訪れたのは50年前の秋でした。「役行者の伝説は吉野山に残り、後に野の落人や隠者たちの『かくれ里』となった。天武天皇以来、不幸な人たちの味方をする気風は、今でも吉野の住民に伝わっているようである。」との白洲さんの思いを探る旅。案内人は編集者で俳人の倉橋みどりさん。解説は勿論の事、「柳の渡し」「水分神社」「桜本坊」とその場で描かれた文章を倉橋さんが、あの柔らかな口調で朗読して戴くという贅沢な旅。最後の桜本坊は「天武天皇祭」の最中にお邪魔し、天武天皇の御像にお参りすることも叶いました。そして最後は倉橋さんと巽ご住職が、50年前ここを訪れた白洲さんの事で対談戴きました。秋深まる吉野山、本当に上質な旅でした。

 

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