薬師寺と福西さん

スマイルバスで行く吉野

西塔

昨日は薬師寺と細川さんのお話しでしたが、今日は薬師寺と福西正行さんとのお話です。薬師寺と言えば今では立派な塔や金堂が立ち並ぶ煌びやかなお寺ですが、好胤がいた頃の薬師寺は老朽化が進んで荒れるに任せる状態でした。そこで仏教を分かりやすく説明する話術をもっていた好胤さんは、お寺再建のため全国を飛び回り説法で勧進していました。そして勧進する為の和紙が必要でした。元々筆圧の強い好胤さんは、丈夫な紙を求め福西和紙に辿りつきました。福西さんのお父さん弘行さんと好胤さんはすぐに意気投合しました。何度も何度も福西さんの元を訪れ、よく工房の前の広場で、当時中学生だった福西正行さんとキャッチボールをしました。そんなある日、好胤さんは高校は近くの寺近くのK高校にしないか。そして薬師寺から通ったらいいと言われました。しかし福西さんはK高校へは行かず、薬師寺に住むこともありませんでした。もし福西さんが薬師寺に行っていたら、きっと別の人生があったのかもしれません。吉野にとっては良かったと思いますが、福西さんが語る説法も聞いてみたかったです。

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