渦 妹背山婦女庭訓4 道行恋苧環 石上神宮

スマイルバスで行く吉野

IMG_8493

三角関係の3人は芝村、箸墓のある箸中村、長岳寺付近の釜の口、柳本、そして布留の社 (石上神社) 前で姫に追いついた求馬、そしてお三輪も追いつき、またもや争いとなります。そのとき暁を告げる鐘の音が響き、姫が帰ろうとするので、求馬はその裾に苧環の糸をつけ、お三輪も求馬の裾に糸をつけて後を追います。このストーリーには大神神社の神婚にまつわる神話が絡みます。『大物主は陶津耳の女、活玉依売の許へ毎夜通い、これを懐妊せしめながらその名も身分も告げなかったので、比売は親の言葉に従って男の衣の裾に糸を指しておいた所、そのもとには三勾しか遺らず、糸の端を辿って行けば、それが三輪山の社に続いていたので、相手が三輪山の神であることがわかった。そして糸が切れていた場所が、大神神社の若宮社前の苧環杉あたりと伝わります。』その所を本の中では「・・好いた男を一途に追いかけるさまといい、一緒になると夢見て七夕の苧環に願を懸けるところといい、女の色気というにはやや幼いが、その幼さゆえの鈍さがむしろ可愛らしい。」と描きます。この道行の行程である苧環杉・苧環塚・箸墓古墳・布留の社 (石上神社)もお案内します。

« »