渦 妹背山婦女庭訓 魂結び2 妹山背山の段 

吉野中央部 上市周辺

妹背山婦女庭訓

妹背山婦女庭訓は、大和の言い伝えや伝承を元に描かれる演目です。この中の三段目がいわゆる妹背山が舞台となる山の段です。小説の中で構成スタッフに物語の絵コンテを見せて「・・なあ獏、これなんや思う。妹背山や、妹背山。吉野の麓にあるやろ、妹背山。知っとるやろ。こっちが妹山、こっちが背山、真ん中に流れてんのが吉野川や。(略)ここにな、お屋敷があんのや。妹山にはお姫さんのお屋敷、脊山には若武者のお屋敷。そいでな、ふたりはこう、互いに思い合うてるわけや。ところがや、この家同士は前々から反目し合うてんのやな。ふたりは泣く泣く引き裂かれとる。どや、それが一目瞭然の舞台になってるやろ。(略)まだまだ工夫次第で、やれることはようけある。上手も下手も、はかない桜が満開でな。吉野だけに桜は欠かせん。そんでな、太夫と三味線も上手と下手に分かれるんや。な、どや、なかなか引き込まれる舞台やろ。・・」大和版ロミオとジュリエットの世界が、吉野の妹山と脊山と中を流れる吉野川で繰り広げられます。又ミルキウェイを挟んだアルタイルとベガ。そんな風に思い描くと、普段見慣れた景色も違ったように見えます。

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