貯木が出来て80年③ 引込線

吉野中央部 上市周辺

貯木引き込み線 17-7-19

吉野貯木で一番画期的なインフラ整備は、吉野神宮駅から各製材所まで引込線を敷設した事です。各製材所から製造された建材を、自分の工場の前から乗せる事が出来る画期的なインフラです。写真を見ると吉野神宮駅から伸びるラインが見て取れます。自社で出来た製品を乗せた貨車は吉野神宮駅の0番線まで来て、ここから吉野駅へ行く途中でスイッチバックして吉野線の本線から近鉄吉野口まで、今度はここから国鉄の線路に乗って東京や大阪の大市場へ運ばれます。これを可能にするのは吉野線の線路の幅が国鉄と同じ狭軌だからでした。この引込線は50年代前半まであっただろう思いますが、その線路は各製材所に払い下げられ、貯木を歩くと所々に見つける事が出来ます。

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