武相荘

吉野を訪れた文人

③

11月開催の「吉野のかくれ里」を開催する上で、是非とも訪れておきたい場所がここである。昨日ようやく横浜在住の同級生:岩川くんの案内で町田鶴川にある「武相荘」に来る事が出来た。英国紳士のノブリスオブリージュを身につけた白州次郎と、和の美の極みを知る白洲正子の終の棲家である。入るとすぐに次郎が愛用した車、そして食堂の隣の場所には次郎が留学時代よく通ったであろうパブが再現してある。そして江戸末期の農家の屋敷を彼らの美意識で手を加えた主屋に。此処には正子が集めた陶器などがが置かれていた。そして奥には蔵書が当時のまま置かれた書斎が。この書斎であのかくれ里が書かれたと思うと感慨深いものがある。まるで正子の残像が見えるようである。そして正子は50年前に確かにここから吉野へやってきたのである。

« »