スマイルバスツアー「菅笠日記」を歩く③ 蔵王堂

スマイルバスで行く吉野 吉野山を歩く

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蔵王堂ではこのように記載しています。「・・・さて蔵王堂に参拝する。掛けてある垂れ幕を上げて拝見すると、とても大きな御像が怒った顔をして、片方の足を上げてはなはだ恐ろしい形相で立っておられた。(蔵王権現)は三体おられるが、三体とも同じような形ではっきりした区別は見られない。堂は南向きで正面も奥行きも十丈(33m)あまりあるという。建築はとても古く見えた。前に桜を四隅に植えてあり、四本桜というらしい。その片方に鉄のとても大きなものが鍋の形をしていて、欠け損なわれたものがうち捨てられている。これは何かと尋ねると、昔塔の九輪のやけ落ちたの六、七尺(約2m)かと思われ、その塔の大きさが想像できる。

堂のそばから西へ石の階段を少し下ると実城寺である。本尊の右の方に後醍醐天皇の、左の方に後村上院の御位牌が立っていた。この寺も前の方は蔵王堂に続いているが、後ろも左右もみな少し下る谷になっているが、しかしあの吉水院よりは、少し広い。・・・」

絵は1713年に貝原益軒が出版した「和州芳野山勝景図」の蔵王堂です。ツアーは18世紀の吉野山の風景をイメージし、当時にタイムスリップしたかのようにご案内します。

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