そうだ貯木へ行こう⑤

吉野中央部 上市周辺 近鉄吉野線百周年ゆかりの地

引き込み線 2

吉野の製材が飛躍的に伸びたのは、貯木から直接東京まで輸送する

貨物の引込線・インフラがあったからです。

引込線は、吉野神宮は里田税理士事務所の前の道を、斜めに蛇行し

東に向い、そこで2方向に別れました。

そして東に行く途中スイッチバックし、西に向い近鉄の線路下の隧道を

渡り、西の終点は福田製材所でした。

 

この線路上の製材所が停車駅となり、各製材所からは直接製品を積込み、

吉野口を経由して、今度はJR線路を使って行きつく先は汐留でした。

その為吉野線幅は国鉄と同じ狭軌で、

近鉄の吉野線から京都線へ繋がらないのはこの為です。

この引込線の延べは3400m以上にものぼり、

貯木場内では、引込線を走る貨車の音で溢れていました。

しかし次第に輸送の主役がトラック輸送に代わり、

昭和40年代の終わりにはその役目を終えたそうです。

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